冒険とイマジネーションの日々

ディズニーのこと、スターウォーズのこと、映画のこと、好きなこといろいろ

劇場版レヴュースタァライトの感想

劇場版少女歌劇レヴュースタァライトを見ました。
忘れないうちに感想とメモを書きます。ネタバレを含みます。

  • 進学希望

進路希望で、進学希望が純那ちゃんしかいないことにびっくりした。たしかに明確な夢があるならその世界に飛び込むべきかもしれないが、知見を深めるには大学に通うのは良いことと思っていた。(そもそもそういう考えが、陳腐というか凡人の考えなのかもしれないが。)

  • ひかりちゃんの現在・未来

ひかりちゃんが退学して、華恋から離れた理由は後半明かされたが、ひかりちゃんがいまなにをしているかは全く描かれていなかったとおもう。後日談でも。
ロンドンにいて、まだ演劇やっているのだろうか。

⇛EDのばななとの会話にて、「みんなにもちゃんと会えたんだね。」とばななが言っていることから、ひかりちゃんはみんなに会いに行くことを事前にばななに伝えていた。王立演劇学院に通っているもよう。

この劇場版では、フローラとクレールが出てくる戯曲スタァライトのことはほとんど出てこない。
テレビシリーズの最終話でも言われていたように、華恋とひかりの運命=スタァライトだと思う。
劇場版時点の華恋は、気にしないようにしていてもどうしても気になってしまう、目標の存在であるひかりちゃんを失って、どこに向かえばいいか(=進路)がわからなくなってしまっていた。
その後、レヴューにてひかりちゃんと再会し、ひかりちゃんに厳しい言葉をかけられ、自分自身がからっぽだと気づいてしまったことで、舞台少女の死を迎えてしまう。(=向かうべき舞台を見失う?)
ひかりちゃんの手紙(=華恋とひかりの運命のはじまり)と過去の華恋を燃やすことで、新しく生まれ変わり、再生産する。
華恋の「舞台少女の死」と、ひかりちゃんの手紙(華恋とひかりの運命のはじまり)の燃焼によって、華恋とひかりの運命(=スタァライト)が完了する。⇒スタァライト演じ切っちゃったということと解釈しました。
ひかりちゃんが華恋の胸を刺すことは何の暗喩?

  • 塔を降りる

聖翔音楽学園を卒業する。舞台少女の次のステージへ進むこと?
⇛ある意味執着を捨てることなのかもしれないとおもった。

  • 冒頭5分

ひかりちゃんが自主退学して、華恋のもとから去るということを、レヴュー的に表現したのかなと思いました。

  • トマト

冒頭にトマトがつぶれる。⇒華恋の舞台へのモチベーションがつぶれた瞬間だと思うので、
トマト=舞台少女の燃料という解釈
トマトがつぶれるシーン:冒頭の華恋。華恋の舞台少女の死。
トマトをかじるシーン:かれひか以外の7人が、死んだ自分自身を見たあとに、ケリをつける決意をするシーン。ひかりちゃんがキリンから差し出されたトマトをたべる。
つまり最後にひかりちゃんから華恋に差し出されたトマトは、新しい舞台を目指すためにがんばってという餞?

ひかりちゃんと並ぶシーンで、まひるちゃんの身長が少し高くなったように見えた。(気のせい?)
顔つきも大人っぽくなってて、そういうところはまひるちゃんが一番成長を感じられた。
口上でも、自信を持って目標に望んでいたり、舞台に立つ覚悟を据えていて、まひるちゃんめっちゃ成長したなと思って泣いた。

  • 色気

馬乗りになったり、あおむけになって手をつないだり、大人の色気を感じるカットがいっぱいあった。
これが成長か。

  • レヴューの勝者

レヴューの勝者は、双葉、まひる、純那、クロちゃん。
テレビシリーズでのレヴューでは負けていたキャラなので、
勝ったシーンが見れてとてもうれしかった。
テレビシリーズ本編の時間軸だと、勝ったシーンがなかったばななも
皆殺しのレヴューで勝った姿が見れてよかった。

  • レヴューの結末

ふたかお、真矢クロ:プロポーズ
じゅんななな、かれひか:決別してそれぞれの舞台へ

  • 皆殺しのレヴュー

なんのために始まったのか、だれが始めたのか。
ばななが言った「喋りすぎ」は、はしゃいで喋っているばかりで
行動しないほかの6人に対して言った言葉だと思った。
電車の広告に「ACT」というビジネス本はそういう意味かな。と

  • 燃えるキリン

きらめき・舞台少女に近づきすぎると、観客は燃えてしまう?
観客もまた、舞台少女の燃料のひとつ。舞台少女の燃料となることがキリン(観客)の役目。

  • 観客が近い

華恋が「観客が近いことがこんなに怖かったんだ(うろ覚え)」って言って、
こっち(第4の壁)を見るシーンで、「え?私のこと?」と思った。
自分もスタァライトの世界に参加できたようでうれしかった

抱きかかえられているほうが、死んだキリスト。抱きかかえているほうが、マリア。
華恋とひかりの立ち位置がシーンによって異なるので、どっちがどっちなのか、次はちゃんと見る。
⇒5歳のころ:抱きかかえられるのがひかり。抱きかかえるのが華恋。スタァのきらめきにより舞台少女への道をひかりはあきらめそうになったから。華恋の言葉によってひかりは復活した。
華恋の舞台少女の死:抱きかかえられるのが華恋。抱きかかえるのがひかり。

  • じんこさん?

決起集会のシーンで、B組生徒のなかに、甚古萌さんに似てる髪型のモブがいた気がする。(気のせい)

  • めばジャケ(私たちはもう舞台の上)

新国立歌劇団?組と、王立演劇学院組はわかったんだけど、華恋クロ・純那香子がわからなかった。新しい舞台を探す組と、世界を目指す組?
⇒純那香子は、進路希望にて舞台への道をあきらめそうになる。その制裁としてワイルドスクリーンバロック後に流血するのはこの二人。

  • ED

テレビシリーズでは、自信がなく、相方の影に隠れてたまひると双葉が、天堂真矢に並んだというのがめっちゃ感慨深かった。

  • 特別映像

本編では、初めて純那ちゃんが泣く姿を見れましたが、特別映像2では、珍しく佐藤日向さんが涙ぐむ姿が見れて、めっちゃもらい泣きしました。
それは、最後の華恋のシーンがまさに、自分たちのスタァライトのオーディションの景色と重なったとおうお話。一緒のオーディションの回に麻帆さんがいてその迫力がすごかったと。。キャストパンフレットでは、スタァライトのオーディションに受かっていなければ、事務所を辞めていたかもと言っていたので、本当に純那ちゃんを演じてくれてよかったです。